ビートくんのエンジン到着
まあ前回やったいすゞG180WE型DOHCエンジンに比較すると排気量で1/3ですしヘッドはマルチバルブながらSOHCだしブロックはアルミに鉄スリーブで軽量だしまあ無理すりゃ一人でも持ち上がる??と思ってたのですが実際運送会社のトラックからドライバーと二人がかりでおろしたもののやっと降りる程度の重さでちょいと焦りましたね。
サテなんで今回こんなエンジンを買う事になったか?まあホンネ言うといすゞDOHCでエンジン弄りの楽しみを覚えてしまい又やりたいと言う強い願望は有ったのですがそれだけで中古エンジンを買う程のアホでも無い訳でね。
直接の原因(理由)はタイミングベルトなのですね。
と言うのはこの時代のエンジンはもう熱病に侵された如く?バルブ駆動系にチェーンでは無くゴム製のベルトが使われていた時代でして、ゴムである以上チェンに比較すると寿命が極端に短い(と言われている)ので定期交換必須アイテムなのに今回入手したビートくんは新車以来27年間の12万キロを交換せずに放置されていたらしいのです。
ならば自分でやると?あれこれ調べてみるとこれが物凄い厄介な話らしく更にプロに依頼すると?工賃だけで諭吉様が6名程お亡くなりになるとか?
で更に調べて何が厄介かと言うとミッドシップレイアウトから来るエンジンルームの狭さ故である事は明白。
なら「エンジン下しちゃえば良いだろ?」+「下している間走れないのは損」+「エンジン
OHは楽しみながらノンビリやりたい」と言う願望をかなえる為には今搭載されているエンジンでは無く程度の良い中古エンジンを仕入れててそんな願望を叶え積み替えが終了したら下したエンジンはY!で売る。
と言う方針の元これからコツコツと作業を進める事になりますが受け入れに先立ち必要なエンジンクレーンとエンジンスタンドの整備です。
まずエンジンスタンドはかなり前にバラバラにして
エンジンクレーンは作動油が古い上にエアも噛んでいるのでアストロさんで購入した作動油に全量入れかえ。
お道具類の準備が完了した所でエンジンの梱包を解いてクレーンで吊り上げてスタンドに固定するのですがね、何をどうやってもスタンド側の4本のアーム?の内エンジン側の穴に適合したのは3つの穴だけであと1つは「もう2センチ?」位の所でどうやっても届かず結局諦めるハメに。
何となく不安なんで又やり直すつもりですが同時に無理っぽい気がせんでも無いですがね。
であーたらこーたらで結局朝9時半頃から始めたもののエンジンスタンドにエンジンが乗ったのは12時過ぎですから効率の悪しき事夥しいですな。しっかし我ながらこの写真見て思うにどう見ても善良な市民の庭先で展開される風景としては聊か異常だと思わざるを得ないですが同時にこの時点で更にワクワクウキウキでしてやはりワタシは異常では無いけれど変態さんやもしれませんな。
で!最低限度交換しなければならないタイベルやらプーリやらパッキンにガスケット等は既に入手済なので後は分解計測してその結果で何が必要で何は必要無いかの判断をしてからになります。
よってこの日はインマニにエキマニにこれらに付属する触媒や遮熱板の撤去なのですがね・・・・インマニは兎も角エキマニはもうこれ以上に無い位にサビている訳でして・・・・・( ;∀;)・・・・・どうしよう?
と悩んでいても始まらんので実はダメ元で全日エンジンを受け取った時にサビている部分にCRC(モドキ)を吹いてボルト撤去の準備はしていたのですがまあこんなのは気休めでしてね。
久々にコンプレッサーを起動してインパクトレンチを振り回し快刀乱麻の如くサビたボルトを・・・・抜けない(号泣)。
結論から言うとインパクトレンチで抜けたのはエキマニとヘッドを固定するボルト二本だけであとは全部頭がつぶれてしまいました。
名誉の為に申し添えると作業まえの目視で既にボルトの頭はサビでその形を成していない状態ですから最初の一撃で綺麗サッパリ頭はナメて丸くなっちゃいました。
まあこの辺は心得ておりまして取り出したるはドリル!でね、回らないボルトなんぞサッサと諦めてドリルで揉み取っちゃえ作戦ですが・・・・・(号泣)。
今までとは何故か違い全然ドリルが進まないのです、多分原因はドリルの使い過ぎで刃先がナマっているのとボルトが固い??よく分かりませんが今迄ならボルトをドリルで揉み取るなんてケースバイケースながらそんなに大変な作業じゃ無いと思ってたのですがね、コチラ!
写真が不鮮明でみ辛いやも知れませんが既にボルトの頭半分は削れて無くなっているのに全く緩まないし平タガネで叩いても全く切れないのです。
流石にこれには参りましたがダメだからダメでは終われない訳で結局更にヤスリで残ったボルトの頭を削り厚み1mm位?にして更に平タガネで叩いてやっと外れ
るという有様で結局関連ボルト三本を抜くのに二時間近くかかってしまいました。
やっと三本のボルトが抜けた所でそれ迄アクセスできなかった触媒の固定ボルトを緩める事にも成功し無事エキマニ全体の撤去完了です。
まあここで一息入れて気を取りなおしで後の作業はもう早い早いでエキマニ一式に続きインマニもインジェクタやらスロットやら各種ハーネス等デスビを除き全て撤去します。
この時点で既に時間は5時を過ぎていたのですが春分の日はもう目前で当然昼間の時間は長い!なのでお次は電ドルにホィールブラシを付けて表面に積もったほこりやアルミ特有の錆を除去してお化粧直しの準備です。
予定ではブロックは地肌を出した後クリア塗装で、ヘッドは大好きなあの縮み塗装で色は赤で頭の「H」と12VALVEのロゴは砥石で削り出しアルミ地肌を出す予定。
もうこの時点では錆で抜けないボルトでナーバスになっていた事なんて頭の片隅にも無くワクワクウキウキで「早くバラして計測して又組み立てして」と楽しい嬉しいしか有りませんもんね、良い歳したおやぢがアホですな。 あまつさえこのエンジン分解とか組み立ての楽しさが分らない人は可哀そうだなぁと思ってますもんね、全然反省の色さえ有りませんがね。
イヤマジでエンジンの分解~チューニング~組み立てって楽しいんですよ、是非皆様もご一緒に!
と!その翌日から今日の昼までずっと雨で何も作業できずストレスたまりまくりなんですけど(怒)。
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