オーディオの事

2016年4月 3日 (日)

やっと終わりか??パイオニアチューナーアンプSX616

いやしかし延々とかかりましたな、パイオニアさんのチューナーアンプSX616の修理。
当初は左Chだけ保護フューズが溶断するとの事なので「多分出力側のケミコンパンクかファイナルトランジスタのCE間ショート?」かとバカにしてたんですがね。
 結論から言うと殆ど「もぐら叩きのアンプバージョン」状態になっちゃいました。
で!本日最後に残されたチューナー部の糸を張替て無事完了。

Img_2275修理した以上綺麗にしなきゃでクリーナーで洗浄した後シリコンオイルを塗布し艶出し迄しておきましたがフロントパネルにこびり付いたタバコのヤニは完全に除去できずですがまあ「今日はこれ位にしといたるわ」でおしまい。
 因みに本体の上に乗せてあるのが交換した部品でして我乍ら「よくここ迄やったもんだ」と自己陶酔しとります。
 で?何が悪かったか??何が悪かったのでは無く何が良かったかと言うた方が話が早い訳で結局良い所は何も無く。
 まずメインアンプ部ですが前回のこのネタでも書いた様にケミコンは全部交換しとりあえず動作させアイドリング電流とコレクタ電圧の調整をやったもののどうしても左チャネルだけ規定値に追い込めない。
 回路乗数を変更したら?とも思ったもののあれこれ探してみると思ったより安い値段でファイナルの石が買える事が判り注文。

Img_2230

間違う事無き今話題の東芝さんの2SC793が無事到着。

早速古いトランジスタを撤去し手持ちのシリコングリスを塗布して交換後スイッチオン!
 TPにデジボルをあてて規定値になる様新しく交換したポテンショを回すと??はは♪見事収まりました。 
 で音は??と?イキナリご自慢の38Cmウーファに接続するのは怖いので例え吹き飛んでも良いゴミスピーカーに接続し手持ちのCDプレイヤーで入力して見ると??むふふ♪
 無事音は出たのですがね・・・・よく聞くとかなりのレベルでサラサラと言うノイズが左チャネルから出てきます。
 しばしガックリしつつメインアンプ部に直入力すると左右ともノイズなんて全く気にならない綺麗なサウンドが出てきます。
つまりプリアンプ部からのノイズですな、気を取り直しプリアンプ部の基板を外して目視点検した所意外な事実が。
 どうやら何処かの誰かさんがトランジスタだけ交換した痕跡がアリアリ。Img_2249
ならば何が原因?アヤシイのは又もやコンデンサでしてね。
 基板とにらめっこして手持ちのコンデンサ類を探すとマイラーコン二個以外は全部手持ちが有ったのでせっせと交換します。
 やっと終わりイザ通電!??てへへへ♪作業前とは裏腹にノイズはすっかり消えた上に音質も低域のダンピングが格段に良くなってます。
 これにはチトビックリで喜びつつフト気がついた「PhonoのEQアンプは大丈夫?」とね。 
 早速手持ちのプレイヤーを接続した所針を降ろす以前に気がついた「ノイズが出てる」と。
 これ又基板を外し目視点検するとこちらも誰かさんが交換した後でプリアンプ基板と同じ展開に。
 又もや手持ちのコンデンサを探し全部該当(又は上位規格)したのでせっせと交換。
 で?結果??無事ノイズは消え素敵なサウンドを奏でてくれる様になりました。
 「さあこれで全作業終了???あれ??チューナーは?」シクシクシク(涙)
FMチューナー部はOKなれどAMチューナーが動作しません。
 アンテナ端子に触れても微かにノイズとカリカリと言う音が聞こえるだけの状態でしてね、詳しくは検証してませんが恐らく局発の発振が停止しているのでは無いかと??
オーナー様から聞いている修理予算も既に限度一杯になりつつ有るので流石にこれは諦めて戴く事にしました。
 で?おしまい??じゃ無いのです、チューニングダイヤルのシャフトが折れたままでこれではチューナが使えません。

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ハテどうする??結局手持ちのバリオームのシャフトを加工し接着剤と両面テープで隙間を埋めてどうにかしましたが作業過程でダイヤル糸が切れてしまいまして(号泣)。
 流石に手持ちも無く秋葉原に買いに走る訳にも行かず通販で購入。

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これ又あれこれ(実は糸張りが超苦手)やって無事ダイヤルも回る様になりましたが・・・・これは多分近い将来確実に又シャフトが折れますね。
 やっと作業も完了し最後の試験で音出しをしながらドライバの頭であちこちコンコン叩いて動作チェックをした所突然音が切れる現象が発生。
「もうエエっちゅーに・・・未だ有るんかぃな?」とボヤきつつ又メインアンプ部の基板を目視点検するとどうやらアヤシイプリントパターンが。
何れも交換した部品が刺さるランド(パターン)部でしてね、ミノムシクリップとデジボルを駆使して導通を見ると??あらら??切れてます。

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判りやすい様に赤い線でなぞりましたけどね、この内右側の犯人は私でしてどうもポテンショメーターを抜いた時にパターンを切っちゃった。
 もう一つ左側のは前の誰かが出力コンデンサを抜き取ろうとして無理に基板を割った時に出来た切れですね。
 一応それを見越してジャンパしたんですがね・・・当然切れたパターンはジャンパ線を使い修復し試聴しつつコンコンやりましたが何ら異常無い事を確認。

ちゅー訳でとりあえずAM部は未修理とし仕上げに入力端子のお掃除をば致します。
 だって作業前はこんなでね。

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RCA端子の全部が激しい錆に覆われておりこのままピンを差し込んだらまあ音は出るでしょうが音質が劣化するのは必至。
 スコッチブライトで全端子を研磨し接点復活剤で更に清掃してぴかぴかとは言いませんがかなり綺麗になりました。Img_2276

やっとこれでAMチューナー部を除き修理が完了した訳ですが交換した部品の山がこれ。

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この内どうやら使える?と判定したのが右側の山で左側は完全にダメになってました。
 やってる途中で調べて判ったんですがこのアンプは1973年生まれなのでナント今から44年前の製品な訳でね、しかもフロントパネルがタバコのヤニで酷く汚れているのに対して内部は大した埃の堆積も無く。
そんな状況から類推するに恐らく喫茶店か居酒屋か?あたりで棚に収容された状態で店内のBGM再生用に使われていたのでは無いかと?
 そう考えるとこの異常な障害部品の多さにも納得なんですがねぇ・・・

さて正にモグラ叩き状態で次々と姿を現す不具合個所に立ち向かいつつAMチューナ部だけは未修理ながらそれなりの達成感を感じる事も出来たのでヨシとしましょう。
 末永くアンプとしてこれからも活躍してねSX616さん。

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2016年3月 6日 (日)

音は見た目なのだぁ

別に病的と迄は言いませんが昨年ひょんな事から入手したトリュームタングステンフィラメントの送信機用大型真空管UV211。
入手した以上道具として?生かせてやらねばと考えオーディオアンプの製作に着手したのですがね、いかんせん金が無い。
 再々書いてますけど真空管が特殊なのでこれに使えるトランス類となるともう専用品しか選択肢が無い上にバカ高い。
 中古でさえ電源トランスだけで諭吉様が5名程お亡くなりになるありさまでね。
 とは言え金が無い分は知恵を絞りどうやらこうやら揃いつつある訳でして。

今日はお天気も良いし春植えのお野菜でも・・・と思ってたらピンポーン♪でゆうぱっくさん。

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Sさんから依頼されていたパイオニア社製の40年位前?のレシーバーアンプの修理用に注文した東芝製のトランジスタが到着。
 未だ本当にこの石が原因か?未だ他に原因が有るとうすうす感じておるのでして、本来ならば早速修理に着手・・・・既にコイツの為に貴重な休日が4日潰されている訳で今日はストライキ。

 で何をしてたかと言うとこんなの。

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昨日ジョイフルぽんたに行って探して来た電工用のプルボックス。
 え?何にするもの??ですから電気工事用の材料でここに穴あけてパイプを通して電線をここから引いてに使うんですがね。
 あれこれ採寸してケガキ入れてからジグソーで切った貼った。

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え?「だから何にするの?」ですと??だから正解は後から。
 基本まっすぐか緩いカーブしか切れ無いジグソーでこの形に切るのはかなり辛いのですがまあ慣れたものでして一個完成♪
 更にもう一個同じ寸法に切った貼ったで二個出来上がり。
切り子を吹き飛ばしサンドペーパーで下地を整えシリコンオフで綺麗に洗浄したらサフを吹きます。

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更にあの例の魔法のスプレーを全周に満遍なく4度程に渡り吹き付けたらハロゲンランプで強制乾燥。
 待つこと暫しの約30分程すると熱源に近い方から段々と塗面に変化が表れて参ります。

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この塗料ってホント不思議と言うか塗布した直後はカラスの濡れ羽色なのに乾燥が進むとシワシワになって来て独特の塗面が表れるのです。
 え?正解は??コチラ!

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つい先日やっとこさでプライマリZP5KΩのセカンダリ4~8~16Ωで15Wのアウトプットトランスを入手。
 お値段はタンゴさん同等品の中古の1/3程で九州地方のマニアさんが手巻き(寿司にあらじ)で製作している逸品。
 ただ残念な事に防磁カバーが無い為下手に配置すると電源やチョークトランスの影響を受けかねないのでトランスケースは必須。
 しか~~し!このトランスが収容出来るサイズのトランスケースと言うとセットで諭吉様が1名でさえ間に合わないバカ高さでね。
 当初は100Cm角のアルミパイプでも切り貼りして作るつもりだったのですが電工売り場を通りかかった時見つけたのがこの鉄製の電工用プルボックス。
 サイズは100×3の正方形で入手したトランスと比較するに高さがに少々余裕が有り過ぎる以外ピタリ。
 ただ当初危惧した様に底蓋固定用のフランジが大きすぎてトランスが入らない為最初に書いた様に切った貼ったで加工した次第。

 まあこんな面倒な事をしなくても防磁だけなら薄い銅板を胴巻きにしても良いのですがそれでは余りにも格好悪い。
 例え素人が製作したアンプで使っている部品も中古とか無名品だけど見かけだけはハイエンドマニアが資力に飽かして買い集めた高級部品ズラリのアンプには負けたく無い。
 そんな思いであれこれ知恵を絞り貴重な時間を費やしトランスケースを製作したのでありまーす。
 因みにこれ一個540円(含税)で後は使い残しのスプレーだけですから二個で1500円にもならない。
 そ~そ~忘れちゃならない中古で買った寒流線輪も錆が酷かったのでお揃いの結晶塗装で仕上げましたよ。

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かなりアヤシイとは思いましたが案の定下は酷い錆でね、ペーパーで錆を落としてと・・・・

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サフを入れて乾燥を待ってたんですが面積が狭いから?下研ぎの必要も無いのでそのままリンクルスプレーを吹きましたとさ。
 今でもすでにかなり細かい皺がよって来てますけどこれで一週間程かけて完全乾燥させてやると更に深いシワシワで重厚感溢れる仕上がりになります。
 さて風呂行って早めに寝ようっと。

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2016年2月25日 (木)

UV211AMP

カテゴリーで言うと「ハイエンドオーディオ」とか言うらしいのですがね。
判りやすく言うと「金持ちの道楽」でして赤貧洗うが如しの私には縁の無い世界(さぁ~~始まった貧乏人の僻み節)でして。
 たかがスピーカーケーブルが1m一万円だのビンテージハンダが一巻○千円とか・・・呆れ果ててしまうのですよ。
 これってはっきり言うて「ショップの餌食にされてまっせ~~」だと思うのですが恐らくこの類の品に大枚叩く金持ちな人は餌食にされている事自体を認識して無いんでしょうね。

 とまあ愚痴は置いといてと・・・・タイトルですが以前右手が滑って買ってしまった送信機用の真空管UV211なんですが何とか形にしなきゃでアンプ作りを画策。

E

 ただ問題はトランス類でしてこのタマの仕様が特殊であるが故適切かつ有名なメーカーのトランスだともう天文学的な値段になっちゃいます。
 もし仮にタンゴ製のトランスで全部そろえると中古でさえ40万円位になる。
まあ出力トランスは15W位の無名メーカー製ZP10KΩので我慢すれば結構良心的な値段で入手出来る目途はついたものの問題は電源トランス。

 プレート電圧1000Vの電流60mA×2でヒーターが10Vの3.5A×2になると??適合するトランスはUV211用に設計されたトランス以外では使えないしバカ高い。
 で~~!コレ♪

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Y!で見つけた名門タムラさんちのトランスで外観は傷沢山なれど驚いたことに新品でした。
 B電圧は巻き線の両端をとってブリッジ整流にしてと??ヒーターは6.3Vと5V巻き線をシリース接続にしてブリーダー抵抗を入れて10V。
これでは1本しか点灯出来ないので12V4A位の専用トランスを入手すれば押しダマを含めヒーターも何とかなるしね。
 お次は電源のチョークトランスですがレギュレーションを考慮するとインタクダンス5Hから10H位で電流は合計120mA以上流せて耐圧は??
プレート電圧が1000Vですからせめてその1.5倍位は必要・・・でコレ!

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同じくY!で探したのですが案外であんまり競合せずに落札。
インタクダンスは10Hで電流は150mAの耐圧はナント2000Vですからもう文句は有りませんね。
 但し!銘板を見ると「静電工業」って??どちら様??
で!表示は「寒流線輪」となってて製造は驚愕の昭和43年とか。
コイルの導通は有るしコアとショートしてる訳でも無い(メガーが無いので判らんけど)から文句言うてはイケません。
 この二個をテーブルに並べて酒をチビチビ飲みつつ一人ヘラヘラ♪

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しかしこのトランスは実に巨大と言うか重いと言うかね?7.5Kgですから間違って足にでも落下したら確実に複雑骨折になりますな。
 プレート電圧1000Vで感電を心配する前に骨折の心配でもした方が良いかもで誠に物騒なアンプになりそうです。
 で寒流線輪もそうですがこのトランスの製造は??天板に書かれた文字を読み取ると多分昭和38年製かと、しかも間違う事無き新品、有る所には有るんですな・・・
 あらら??仕事行かなきゃ(汗)。

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2016年2月21日 (日)

 今度こそ終わりかな??パイオニアSX616

その道のプロでありそれが生業であらばありとあらゆる事態を想定し準備するものですがね。
 生来アバウトで雑な性格故ツメが甘い。
 今回修理でお預かりしたパイオニア社製のレシーバーアンプですがコンデンサの不具合を発見したものの半固定抵抗迄は想定したのですが「まあ取りあえず」で無視した結果又貴重なフューズを飛ばしてしまいました。
 そこはそれで素直に反省しメインアンプ基板にある4個の半固定抵抗を除去。
 で?同じ半固定抵抗を探したものの見当たらずこれで妥協しました。

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あまりもの大きさの違いに愕然とはしたものの何処をどう探しても同じ半固定抵抗は見当たらずで30KΩと100Ωを各々2個づつの計4個を注文。
 無事到着し早速交換します。

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 更に手持ちが無いと思ってたケミコンの25V33μFの手持ちが有ったので4個とも交換しました。
 で~~測定結果は全部不良品になってましたです。
と!ここ迄来ればスピーカーを接続して動作試験なんですがね。
この時点で累計3日間位?時間を費やしており今日はここ迄。
 先を慌てるとロクな事は有りませんからね。
ここまでやったんだし・・・・今度こそ音出しをして見せますからね。

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2016年2月14日 (日)

ぉPINOEER SX616修理完了??か??

或るその道のプロと酒を飲むチャンスに恵まれあれこれ貴重なお話をお伺いしてた時なんですがね、意外な一言でビックリ。
 曰く「達成感を感じたいから・・・・」だと。
知らない人から見たら似た様な事をやってても我々の様に遊びでやってるのとその道ではプロ中のプロではもう全然違う訳ですがそのプロの口から「達成感」と言う言葉が出て来るとは。
 私もお仕事をして対価を頂戴していると言う事はプロでは有るんですが口が裂けてもそんな事は言えないし言うてみたいもんだとは思いますけどね。
 少なからず衝撃的な一言でしたよ。

 さて今回の様に古い電子機器を修理すると言うのは確りとしたマニュアルが有る訳でも無く資料だって部品だって有ればラッキー?
 増してやそれが〇○年前の製品となると殆ど絶望的になりますがそれでも大事に使いたいと言う人が居るのは素晴らしい事だと。
 ただそこまで古くなるとメーカーさんがもう存在しないとか存在しても門前払いだったりね。
今回Sさんからお預かりしたパイオニアさんのステレオレシーバーもそんな物の一つ。
 一応目視点検だけ終えて仕舞い込んだんですが気になるのであれこれ家事を済ませ昼過ぎから取り組みました。
 まずはメインアンプ部を固定しているねじを外して仔細に基板を目視点検し、更に接続されているケーブルにマスキングテープを張り付けて接続先を記します。
 どうでも良いのかも知れませんがあれこれやってる内にケーブルが切れてしまうと「アレ??何処に繋がって居たっけ?」になっちゃうのでかなり大事な作業。

Img_2149

 症状としては左チャネルの保護フューズが飛ぶとの事ですからメインアンプ部の何処かがおかしいのは明白。 このアンプは所謂2電源のコンプリでは無く単一電源のコンプりですから音声出力部にケミコンが入っているタイプでファイナルは東芝製の2SC793PP。
 と言う事は原因は出力部のケミコンかトランジスタの不具合であると推定されます。
で~~!まずはその一番アヤシイと思われる出力部のケミコンを外そうとしてフト気がついた。
 写真では判り辛いですが誰かさんがこのケミコンを外そうとして無茶なことをやり既に基板が割れてます。
 「何故?」とあれこれ検証すると大きなケミコンの外周部以内にランドが4個も。
 ブロックコンでも無いのに何故ランドが四個も??
多分この基板を割った人はそれに気がつかず2個所だけハンダを溶かしてケミコンを抜き取ろうとして無茶なことをやり基板を割ったんでしょうね。
 実は私も最初はそれに気が付かず吸い取り線を使いハンダを完全除去したもののやはり取れないのでやっと気がついた次第でコンナ。

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 ブロックコンでも無いのに何故端子が4個も有るのやら?今までいろいろなケミコンを見てきましたがこんなのは初めてでした。 
で?基板側はと言うとこんな感じでしてネ、割ったのは私では無いのですが結構落ち込んじゃいます。

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まあ良い勉強の機会になりましたけどね・・・解せないですな。
そんな訳で右チャネル側の出力コンデンサは吸い取り機と吸い取り線を使いアッサリ数分でケミコン撤去完了。
 でもってあらかじめ依頼主のSさんからお預かりしたケミコンを挿入??なんですがサイズが全然違う上に取り外し品??なのかやたらリード線が短くて多少難儀したものの無事ハンダ付け完了。

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そうなると外したケミコンを容量測定した所右Chは減少していながらも2200μFに対して1800μFなんですが問題の左Chは容量も電気抵抗もOLの表示が出て完全にアウト。

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未だトランジスタが原因である疑いは残されはしますがまずこのコンデンサの不良が原因であることは確実ですね。
 それは良いとしても割れてしまった基板はどうする??なんですが幸いプリントパターンは極めて太いので割れた部分は銅線でジャンパして修復。

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見栄えは悪いですが致し方無き所かと?
ものはついでと言う事でね、メインアンプ基板ともあらばファイナルの石からの発熱でケミコンの劣化も有るだろうと考え手持ちの範囲で出力部以外のケミコンも交換してみました。
 こちらが作業前

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でもってこちらは作業後

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青っぽい筐体が黒に変わっているのが判ると思いますが、これだって外す段階でさえ「千手観音様が羨ましい状態」でして。左手で外すべきケミコンを摘みながら右手でハンダコテを操ると言うのはかなりコツと言うか経験が要るのです。
でもって12個のコンデンサを交換し容量を計測した所がこんな感じで。

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左が正常で右が異常と言う結論だったのでやはり交換しておいて大正解ですね。
 更に気になる所で電源部のケミコンも点検、特に大容量のケミコンがパンクすると悲惨なことになるのですが・・・・・

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安全弁のふくらみも無いし容量測定でもほぼ規定値なので今回は交換しませんでした。
 で?動作試験??誠に残念ながら保護フューズの2A型の手持ちが無くこの日は見送り。
 多分これで動作するとは思うのですがね、字数は尽きた。

とぉぉ!
お昼前にご近所ホムセンにクルマを走らせ2Aフューズを買いに行きましてね、「フューズなんて安いものだろ」と思ってたのですが管フューズ4本セットでなんと216円もするんですね。
 まあ無い物は仕方無いのでぶつぶつ愚痴を呟きながら自宅に持ち帰りイザ!フューズをホルダに挿入しスイッチONで・・・・・無事・・・・今度は電源のメインフューズが飛びました(涙)。
 とりあえず落ち込む事しきりですがね「負けてたまるかっ」で再び不具合個所の切り分けで回路図とにらめっこ。
 実はコンデンサの不具合を疑うと同時に過去の経験からして半固定抵抗がアヤシイとは見ておりオマジナイ替わりで接点洗浄剤を吹いたものの抵抗値は計測せず。
 我乍ら目の付け所は良いと思うのですがツメが甘いと言うか雑な性格がモロの出てますな。 
と言う訳で・・・

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四個使われている半固定抵抗は全部不良品になってましたとさ。
 詳細は修理が完了したらね、しかし自称「純粋培養文科系」なれど余りにもお粗末なお話でした(自省)。

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2016年2月11日 (木)

kPINOEER SX616

う明日は急遽有給休暇にしたので4連休なんですがねよく考えたら4日間もかけてやることが何も無い??と言うかやる気が無いのでハテどうしたものやらと考えていると電話がチロリンで知人のSさんから入電。
 能書きが始まると又冗長な文書になるので結論!お手持ちのパイオニア製レシーバーSX616を修理せよとのお達し。
 でもって本日Sさんがやって来てお話をお伺いすると「電源は入るが保護フューズが飛んで音が出ない」との事でサッサと置いて行きました。

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一応Sさんが簡単に掃除したとの事なので古い割には綺麗かな?
ただチューニングツマミが折れておりどうしたものやら?
 で早速取り掛からせて戴く・・・・お買い物行かなきゃなんでとりあえずカバーと裏ぶたを外して目視点検。

Img_2134

埃も大して堆積はしておらず軽くエアブローしておきます。
 で目視点検って見てるだけやん?と思うでしょ?そうなんですがね大袈裟に言うと目視点検の時点で故障個所の切り分けが出来たりすることも有るのでバカにしちゃイケませんでね。
とりあえずあちこち見て目視レベルでの不具合は見当たらず。
ならばシャシ裏に回ってと。

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古い電子機器の場合多くはコンデンサ異常が多い(特にケミコン)のですが別に液漏れも無ければ筐体のふくらみも見当たらず異常無し。
 ハテ??と思いよく見ると??ナンジャこりゃ??
ピンボケになってますけどメインアンプの基板上から生えているセラミックコンデンサの先に金具がブラリン。
 更に点検すると??ナンだこリャー??第二段で白いビニルケーブルがブラリン♪。
更に同じ基板の右側からもブラリン♪

Img_2130

ステレオだから左右でブラリン??ナンで??一瞬テストポイントかとは思ったのですがケーブルの切り口を見ると綺麗に切断されている所からして恐らく誰かがニッパーで切ったのでは無いかな??
 更に眺めていると遮熱板の固定ねじが欠落してます。
 で!フト気がついた、さっきの空中ブラリンのコンデンサ付金具はここでアースに落とす所前に弄っただれかがそれを忘れて放置したとね。
 そう思い金具をねじの位置迄持って行くと距離もピタリ。
 ならばこれが原因??恐らくセラミックコンデンサが使われていると言う事はパスコンの筈ですしこの程度でフューズが飛ぶとは思えない。
 未だ通電して無いので何とも言えませんが症状からしてファイナルのトランジスタかケミコンの不具合では無いかな?と。
 使用されているトランジスタを見ると準コンプリメンタリー構成の東芝製の2SC793のPPで合計4個。
 時々注文する部品商のWebカタログを見ると未だ入手可能みたくですがナント1個1500円、と言う事は全部変えたら6000円??
う~~ん、クドいんですけど6000円もかけて直す価値があるかと言えば・・・それ言っちゃおしまいですよね。
 とりあえず今回はこれ迄でまあボチボチ暇をみながらまずは故障原因の切り分けでもやんなきゃ。
 ねじ類を無くさない様に元通りにして裏パネルを見ると??パイオニアさんだか町の修理屋さんだか?かな?来歴の紙が張り付けてありました、コンプリメンタリーじゃ無い事を考えると40年以上前かな??これ?

Img_2133

 でわお出かけしなきゃ・・・・

  と!断続的にあれこれ調べもの。
回路図が無いととてもやり辛いのですが当然パイオニアさんのサイトに落ちている訳も無く更に調べたら??同じ製品では無いけど同じ物と思しきアンプ部だけの回路図を入手。
 で~~!判った事は例のブラリン白い線ですがあれやっぱTPであそこでアイドリング電流を計測して半固定VRを調整する事が判明。
 ただ何故ブラリンなの??しかも皮ムキもして無いし???ハテ??

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2012年7月13日 (金)

久々に木工をやる

あらら・・・夜中に起きちゃった、こんな時こそと思い規則正しい生活を心がけていたのに。
自分の中では解消したつもりなのですが、どうもクーペのエンジン一発始動に失敗してから何事も投げやりみたくでイケません。
 あれこれ他にやんなきゃイケ無い事は数多なんですがやはりクーペが無事公道復帰してくんないとね。
 さて昨日は誠に嫌な天気で雨が降るみたいな降らないみたいな状態。
下手に降らないと判断して外でお店広げてクーペの整備を始めたりすると突然のゲリラ豪雨で慌てて道具類を撤収してて肝心な物を忘れて?このパターンで以前大事にしていたデジカメを雨曝しで壊してますから尚更。
 と言う事で以前からやんなきゃと思ってた或る物を作るべく木工をしました。

1

材料は百均で見つけたアクリルの展示ケース(当然100円)とホムセンで見つけた木片で確か42円。
 でもってお道具ですが木工はあんまやった事が無くてカンナが無いと相当厳しいと判り又ホムセンに走り購入。

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最初はしっかりした物を買うつもりだったのですが「これなら?」と思えるカンナは○千円もするのですよ。
 ここは貧乏人根性を発揮して700円少々の「ミニかんな」で我慢。

で!この木片切り刻んでケースに入れて?と思ったのですが高さが合わず断念。
 とは言え作業を開始した以上何とかしなきゃ??で物置をゴソゴソ探すと以前棚板に使った合板の切れ端をハケン!
 これをジグソーで切り出して購入したかんなで表面を仕上げようとしたのですがここで頓挫。
 よく見るとこのカンナは刃が一枚しか無いのです、確か普通のかんなって短いのと長いのと二枚の刃が合わせて有ると思うのですが?
 刃が一枚しか無いので削ろうとすると刃が引っ込んでしまい削れず、トンカチで刃を出すと出過ぎる・・・・これ繰り返しているウチに使い方を学びました。
 これって人差し指で適度に刃を押えると自在に削り代が調整出来るのです。

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慣れるとマトモなカンナでも削り難い合板から花かつおみたいなカンナクズが出て来て奇麗に削れる様になりました。
(我ながらエライと思い大満足)
 削りも終わり再度採寸してドリルで穴を開けて更にジグソーで臍を切る。

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更に或る物のサイズに合わせて座繰りを入れ塗装をして乾燥を待ちます。7
え?「何作ってるん?」ですと?
完成したのがこちらで早速収納してみました。

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レコード用のカートリッジ収容ケースなんです。
安物カートリッジばっかしか持って無くてバカにされそうですがそんでも全部新品で買うと諭吉さんが数名お亡くなりになる値段なので保管方法はキッチリしなきゃ・・実はアンプやプレイヤーの周辺に放置してて貴重な針(カンチレバー)を壊したりした過去が有るので素直に反省して作ってみた次第。
勿論市販品も有るのですが○千円とあらば自前で作らなきゃね。
 但しちょいとした思惑違いで一番背の高いピッカリングのカートリッジの頭が少し支えてますけどね。

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これフランジの径が少し大きくて開けた穴には完全に収まらないのです。
 まあとりあえずこれで良い?
 因みにかかった費用は百均で買ったケースが105円で使わなかったけど木片が42円、これ以外は全部手持ちの有り合わせなんで材料代合計147円で出来ました。
 満足満足♪

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2012年5月 6日 (日)

オーディオの本格的な復活♪

いやいや今年のGWは殆ど雨で大変でしたね。
 やっと晴れたかと思うと既に外は雷雨だしもう明日からお仕事・・・・てへへへ♪ワタシ明日も来週もGW来月も半年後も・・・シクシク(涙)来年は??GW要らんし(誰かお仕事下さいナ)

 さてリタイア後クルマに無線機に測定器にあれやこれ今までやりたくで出来なかった事全部やりたいと言う事で精力的(でも無いけど)やって参りまして、そんでもやり残した事が。
それはオーディオの本格的な復活。(間違っても本格オーディオでは有りませんので)
 あ!先にお断りしておきますがワタシ良い音を聞き分ける能力ゼロ所かマイナスな上にぢぢぃなんで聴力も落ちてますし何より神経を集中してオーディオにのめりこむ事が出来ないやたら気が散るタイプですから以下書いた事は全部聞き流して下さい?と言うか単なるオーディオに関する備忘録です。

さて懸案は二本有るスピーカーの内右側が鳴らないのです。(↓これ)

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ワタシが未だ前々職の某家電メーカーさんに勤めていた頃買ったスピーカーでCP-3型、左右二本で当時の大卒初任給位した巨デカスピーカーでエンクロージャ容量160リットル、ウーファは38Cm、音圧レベルは100dBを超えるJBLやガウスに迫る97dB。
 小さくて安いのなら流石に「ポィ♪」で捨てるのですが之だけデカいと捨てるのも大仕事で復活させる事にしました。
 既にアンプと接続してスピーカーが原因で全く音が出ない事は確認済みだったのでサッサとバラしてと。

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最初は裏に廻ってバックボードを外そうとしたのですが沈頭釘が使われておりお手上げ。
 又表に廻りクソ重いウーファを外すとネットワークが「コンニチワ♪」。

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これは何をする構成品かと言うと3本有る高中低のスピーカーに必要(適切)な音を分類と言うか振り分けするとても大事なユニットです。
 んで!先に言うておくと気軽に良い音を聴きたいと言うヒトはこんな物の必要が無く出来の良いフルレンジスピーカーに適切なバックロードホーンのついたエンクロージャを使った方が絶対良いです。
下手に凝るとクロスオーバー周波数の設定で悶絶する事必至ですからね。
 さてあれこれ考えるのに音の出ない原因は?コンデンサでは無いかと?

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写真で見える筒状のとか黄色とか茶色がそのコンデンサなんですが基板装着状態では正しい容量が測定出来ないので一度ハンダを外して三個とも測定した所全て異常無し。
 この時点で最早行き詰まりまして考える事しばし。
コイルは充分太いものが使われており出力トランスの様に断線なんてまず有り得ないし。
 となると古い電子機器のトラブル定番であるハンダ不良。
 虫眼鏡で目視すると3ケ所程細かいクラックと思しきもの発見。

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 再度ハンダゴテを取り出し一度古い半田を吸い取り新しい半田を流した後再度接続をし直し音出し・・・見事復活♪
 バラしついでなんで端子と言う端子は全てIPAと不織布でピカピカに磨いておきました(これが後で災いする)。
 あのクソ重いウーファをヨイショで取り付け直してアンプに接続して口切のサウンドは?コチラ。

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大瀧さん!冒頭にも書いた様に気楽に良い音を楽しみたいムキにはうってつけですな。

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ジャァァァン♪と言う訳で無事古(いにしえ)の巨デカスピーカーが蘇ったのであります、メデタシメデタシ♪か??
そう簡単に行かないのがワタシ流でしてまずアンプなんですがネ。

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オーディー環境悪しき事夥しい拙宅ならグライコで音場補正は必須と言う事で接続したのですがスイッチが不良で切り替え時にノイズが出るのと鼻詰りの音にヘンシン♪
 でわ!と一旦スルーにするとマトモな音になる??ん??左スピーカーだけ未だ少々鼻詰り??アレ?と思いケーブルを左右入れ替えして見ると現象に変化無し、多分右スピーカの修理をした時に端子を磨いたものの左は面倒でやんなかったからでは無いかな?
 耳の悪いワタシでも気がつく位ですから結構な差が有るかな、まあその内やると言う事で(多分やんないと思うけど)。
 さてこのスピーカーのインプレですが高域は文句無いものの音響レンズが災い?して聞き手の方にキッチリ方向を合わせてあげないと高域が減衰します(まあワタシの耳も減衰してますが)、逆に言うと位置合わせさえしてあげればかなりキレとノビの有る音ですね。
 スコーカはよく判らんので飛ばしてウーファですが38Cmの巨デカの割りにブスブスと少々歯切れが悪いです。
 ただ長い間使って無かったのでエージングが足りない面も有るのでは?
まあ全体としてはデカい割りによく纏まった音を聴かせてくれますネ。
 これからは暫くBASSをブーストしてエッジをよく揉んであげれば未だ音質が向上する余地は充分に有ると見ました。
 さて外は?雨だし・・・お次のやりたかった事に移るとするか。

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