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2014年10月 8日 (水)

久々にアンプを修理する(その2コンデンサを偽造する)

アンプネタの続編は注文した部品が到着し交換する様子を?と思っていたのですが予想通り四方山さんからツッコミが入ったのでちょいとだけ続編を。

今回お預かりした真空管アンプは米ロッカオーラ社製のジュークボックスに内蔵されている代物であれこれ調べて行くと概ね1960年代~70年代にかけて製造されセガエンタープライズさんが代理店となり輸入していた様ですね。
 又使われている部品の内刻印が無く出所不明だったトランスですがやはりカナダのハモンド社製でポテンショメータは米アーレンブラッドリー社製であるコトが判明。
いや部品の形を見ただけで社名を言い当てるワタシってマジで天才やなぁ~~と??え?「アホか?」ですよね・・・
 さて今回交換する部品ですが経年変化で一番先にイカれるコンデンサの交換が主になりますが四方山さんから「部品なんか有るんかぃ?」とのご指摘なので・・・・・コチラ。
Photo シャシー裏中央上段付近に有る茶色の筒型部品が見えると思うのですがね。
 こちらはマロリー社製の電解コンデンサで容量は300μFの耐圧は50WVなので今有る電解コンデンサから近い規格の物に交換すれば良いのですがそれでは余りにも安易と言うもの。
 完全では無いにせよ製造当時の雰囲気は壊したく無い!そこでこんなコトをします。
Photo_2 まずオリジナルのマロリー社せい電解コンデンサを外し、キリやドライバー等で分解しアルミケースと絶縁の紙ケースを確保。
 次に手持ちの耐圧50WV容量が330μFでSME級の日本ケミコン社製電解コンデンサにスズメッキ線をハンダ付けして延長。
もう何やってるか判ると思うのですが(笑)ね。
Photo_3 確保したオリジナルのマロリー社製電解コンデンサのアルミケースの中に日本製の電解コンデンサを仕込んで外見上はソックリそのままにしちゃえと言う事です。Photo_4
 勿論アルミケースに新しいコンデンサを入れただけではショートしますので熱収縮チューブでリード線を保護し中で遊ばない様にクーペ師匠のかたかたさんからご教示戴いた「黒ゴム接着材」を充填し音でコンデンサが踊る事が無い様にした後テキトーなダンボールを丸く切って蓋をして紙ケースを被せたら完成。
 つまり見かけは60年代のマロリー社製で中身は最新の日本ケミコン製電解コンデンサの完成です。
 ただ残念な事に流石に紙ケースが風化しており分解時に一部破れてしまいましたけどね。
 一応ブロックコンデンサも同じやり方でレストアするつもりです。
 ただ困ったのはペーパーコンデンサ、確かに今でも同じコーネル社製のペーコンは入手可能ですがどう考えても信頼性が低いし何よりも同一規格の600WV0.047μFが1個2200円もするのですよ、信じられない(驚愕)。
 ネタが重複しますが「音が良くなる」とか言いますけど日本製のスチコンなら1個100円もしないのに信頼性の低いペーコンに25倍近い金を払う人が居るんですよね。
 どれだけ音が良くなるのかワタシには理解不能なので今回はスチコンを使いますし、流石に電解コンデンサの様に古いコンデンサの中身をくり抜いてなんてやりませんけど。
 さてどんな音が出るやらオタノシミですな。

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コメント

 古い機器はその雰囲気を大切にしてレストアする。だからシャーシの中のブロックコンも擬態させる。
ま、高度な趣味的世界かも知れませんね。でも、ペーパーコンも含め、通常見えない所については新
しい部品のそのままの露出でいいのではないかと思います。
 シャーシの上に出ているでかい電解コンは擬態させてもいいのかも知れませんがね。
修復完了が楽しみです。おきばりやす!
 ちなみに真空管は健全なのですか?

投稿: 四方山果無 | 2014年10月 9日 (木) 00時06分

>見かけは60年代のマロリー社製で中身は最新の日本ケミコン製電解コンデンサの完成です

誰かさんのむにゃむにゃクーペと同じじゃないですか(笑)
技術の進歩によって当時とは性能の乖離が大きいので、機械物の再生には今後こういう手法が
取り入れられることは良いことだと思います。
頑張ってください。

投稿: かたかた625 | 2014年10月 9日 (木) 09時10分

ご指摘四方山さん
>通常見えない所については新しい部品のそのままの露出でいい
 ですよね、性能維持と言う観点からすればそれでOKなのですがね、色々考える所有りでして、詳細は次回ネタに持ち越しします。

>ちなみに真空管は健全なのですか?
 TV7か何かチューブチェッカーが有ればそれこそgmを測定して即座に良否が判定出来るのですがね・・・無い。
 ただ6BQ5とか12AU7等は我がギターアンプにも使われているので差し替えで判定は出来るのですがこのアンプには6CY7と言う聞いた事も無いタマが使われてましてね。
 スペックを調べると増幅率の違う三極管が二つ入ってるテレビダマであるコトが判明。
 しかも困った事に専門店でもこんなタマは扱って無くてもしダメだとなるとアメリカから個人輸入するしか手が有りません。
 困った・・・・

投稿: うんちく | 2014年10月10日 (金) 08時32分

オヤオヤこちらにもご指摘かたかたさん
>誰かさんのむにゃむにゃクーペと同じ
 は?何の話しでつか?ブロックの刻印も車検証もちゃんと原動機形式はG180になってますけど?(白々)

>機械物の再生には今後こういう手法が取り入れられることは良いことだと思います
 かたかたさんのブログでも記されていた様に何よりも大切なのは見掛けでしてネ。
 音が良ければそれでヨシなら最新のパワーモジュールを使った方が良いのは明白。
 例え音質を犠牲にしてはなりませんが当時のそのままを残す事も大切では無いかな?と思うとりますよ。

投稿: うんちく | 2014年10月10日 (金) 08時37分

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